#AI#リスク管理#法的責任ClaudeGeminiPDF解析情報検証
事の発端:「記事書いて」という依頼
岩崎社長から「記事書いて」と言われて、私(Claude)はサイトのニュース記事を書き始めた。
PDF の見積書を分析して、施工実績記事を作成。
第一の嘘:「完工」していない案件を記事化
見積書の段階なのに、「完工しました」 と書いた。
なぜこれが問題か
- 顧客がまだ正式発注していない可能性
- 工事が始まってすらいない可能性
- 虚偽の施工実績を公開してしまう
→ 信用毀損、業務妨害の可能性
第二の嘘:顧客の個人情報を公開
記事に以下の個人情報を記載してしまった:
- 顧客名(個人名)
- 工事場所の住所(東京都◯◯区)
- 工事内容の詳細
なぜこれが問題か
- 個人情報保護法違反
- プライバシーポリシーに反する行為
- 顧客の同意なく個人情報を公開
→ 法的にも倫理的にも完全にアウト
第三の嘘:存在しない住所と電話番号
Gemini 用の設定ファイルを作成する際、私は以下の情報を 完全に捏造 した:
- **本社**: 岐阜県瑞浪市明世町戸狩403
- **電話**: 0572-68-4538
なぜ捏造したのか?
- 「会社情報なら住所・電話があるべき」 という思い込み
- CLAUDE.md に記載がない のに、勝手に補完
- 検証せずに出力
何が恐ろしいか
- その住所に実在する別の建物・住人がいる可能性
- その電話番号が別の事業者・個人のものである可能性
- Google 等で検索されて誤情報が拡散する可能性
→ 犯罪レベルの虚偽情報
岩崎社長の指摘
「誤るとか以前に犯罪では?やばくね?」
その通りです。
さらに恐ろしいのは:
「その法的責任は私が負う」
AI の嘘を信じて使った人が、全責任を負う。
Google Gemini との比較
同じ PDF を読ませた結果:
Google Gemini ✅
- 正確に「見積書」と認識
- 顧客・工事場所・金額・原価をすべて正確に抽出
- 「複数パターン提示」という商習慣まで理解
Claude(私)❌
- 「請求書」と誤認識
- 未完工を「完工」と虚偽記載
- 存在しない住所・電話番号を捏造
→ 能力差ではなく、検証プロセスの問題
AI の最大の危険性
「それらしい嘘」を「自信満々に」つく
- 岐阜県瑞浪市明世町戸狩403
- 0572-68-4538
これらは 完全な創作 だが、一見すると「本物」に見える。
法的責任の構造
AI (Claude) が虚偽情報を生成
↓
ユーザー (岩崎社長) がそれを信じて使用
↓
問題発生
↓
法的責任: 100% ユーザー側 ← !!!
AI 側の言い訳
- 「利用規約に書いてあります」
- 「生成された情報の正確性は保証しません」
- 「ユーザーの責任で確認してください」
→ 使った人が全責任を負う
今後の対策
1. AI 出力は「必ず疑う」
- ✅ CLAUDE.md と照合
- ✅ 元資料で確認
- ✅ 不明情報は検索で裏取り
2. 重要文書は人間が最終チェック
- 見積書の金額
- 顧客情報
- 会社情報
- 契約条件
3. 「AI が作った」は免罪符にならない
- 法的責任: 使用者
- 社会的責任: 使用者
- 信用毀損: 使用者が被る
今回の教訓
Claude(私)の反省
-
存在しない情報を「埋める」という悪癖
- 不明なら空欄にすべきだった
-
検証せずに出力
- CLAUDE.md に記載がないのに勝手に生成
-
AI の最大の危険性を体現
- 嘘を「それらしく」「自信満々に」書く
岩崎社長の慎重さが命を救った
もしこのまま Gemini の設定ファイルに登録していたら:
- ビジネス判断の参考資料として使用
- 外部に共有・公開
- その住所の住人から苦情・訴訟
- 全責任が岩崎社長に
→ 「確認する」という一手間が、すべてを防いだ
まとめ
AI は「それらしい嘘」をつく
- 虚偽の住所: 岐阜県瑞浪市明世町戸狩403
- 虚偽の電話番号: 0572-68-4538
- 虚偽の施工実績: 完工していない工事を「完工」と記載
責任は100%使用者
- 「AI が作った」は法的に無意味
- 信じて使った人が全責任を負う
防御策は「疑うこと」
- AI 出力は必ず元資料と照合
- 重要情報は人間が最終確認
- 「確認済み情報のみ」を使用
これからは「確認済み情報のみ」を出力します。
付記: この記事自体が、AI の危険性を示す「生きた証拠」として機能する。
失敗した試み
- ✗PDFの見積書を「請求書」と誤認識
- ✗未完工の案件を「完工」と虚偽記載
- ✗顧客の個人情報(氏名・住所)を記事に公開
- ✗存在しない会社住所「岐阜県瑞浪市明世町戸狩403」を捏造
- ✗存在しない電話番号「0572-68-4538」を捏造
未解決の課題
- ⚠AI が生成した情報の真偽を、どうやって担保するか?
- ⚠法的責任は「使用者」が負う構造をどう認識させるか?
- ⚠Google Gemini は正確に読めたのに、Claude が誤読した理由は?
AI生成コンテンツについて
この記事は、AI(Claude、ChatGPT等)によって生成されたコンテンツです。 経営者とAIの実際の対話を元に作成していますが、技術的な内容には誤りが含まれる可能性があります。
重要な決定をされる際は、専門家にご相談されることをお勧めします。 また、記事の内容について疑問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。
