なんて日だ!
今日はろくなことがない。
昼過ぎ、会社に不審なメールが届いた。
差出人: 株式会社〇〇内装 I氏
件名: 会社にいらっしゃいますか。
本文: 会社にいらっしゃいますか。
以上。
......え?
名前が似すぎている件
うちは有限会社イワサキ内装。東京都墨田区。
向こうは株式会社〇〇内装。
しかも送信者の名前がうちの代表と微妙に違う。紛らわしい。
どういうこと?
最初の反応
「え、同名の会社から連絡?」
- 顧客の混同?
- 同業者からの接触?
- 何かのビジネス提案?
一瞬、丁寧に返信しようかと思った。こんな感じで:
株式会社〇〇内装 ご担当者様
お世話になっております。有限会社イワサキ内装の岩﨑でございます。 恐れ入りますが、どのようなご用件でしょうか...
待て。
メールアドレスを見ろ
......は?
「etstehrmagdalader」って何だよ。
意味不明な英字の羅列。企業の代表者がこんなアドレス使うわけない。
これ、100%スパム確定。
危うく返信するところだった。なんて日だ!
待て、本当にそういう会社あるのか?
念のため調べてみた。
......
あった。
「株式会社〇〇内装」という実在する真面目な内装会社が見つかった。
普通に求人ページもある、ちゃんとした会社だ。
でも、その会社が「[email protected]」とか使うか?
使わない。
つまり、実在する会社名を騙った詐欺である。
(※実在する会社さんの名前は伏せています。彼らも被害者なので。)
「CEO詐欺」の典型的な手口
これは全国的に流行している**ビジネスメール詐欺(CEO詐欺)**の典型パターン。
ステップ1:在席確認(今回のやつ)
「会社にいらっしゃいますか?」 「今オフィスにいる?」
返信を誘う「撒き餌」。 意味がありそうでない短文で反応を見る。
ステップ2:返信したら本題
「急ぎで頼みたいことがある」 「LINEグループを作ってほしい」 「至急ギフトカードを買ってきてほしい」
ステップ3:金銭を騙し取る
返信した時点で「このメアドは生きていて、反応するカモ」とリスト化される。
なぜ似た社名を使うのか?
ここがポイント。
- 「イワサキ内装」という名前は内装業界に珍しくない
- 実在する会社名を語ることで、検索されても「本物だ」と思い込ませる
- 受け取った側が「同業者かな?どこかで繋がりあったかな?」と一瞬迷う
その「迷い」につけ込む。
実在する内装会社も被害者
名前を悪用された実在の会社さんは、おそらくこのスパムの存在を知らない。
自分たちの社名が勝手にスパムに使われている被害者だ。
真面目にやってる会社の名前を勝手に使うなよ。なんて日だ!
【同業者向け】スパムの特徴まとめ
うち(東京都墨田区の有限会社イワサキ内装)からの注意喚起。
🚨 こういうメールは詐欺
- ランダムな文字列のGmailアドレス(今回:[email protected])
- 会社の住所・電話番号がない署名
- 「会社にいらっしゃいますか」だけの本文
- 似ているが微妙に違う社名
- 用件を言わず「いるか?」だけ聞いてくる
✅ 正しい対応
- 返信しない
- 削除する
- ブロックする
返信すると「このアドレスは生きてる。反応する」とマークされて、さらに攻撃が激しくなる。
なぜこんなメールが届くのか?
おそらく:
- HPの問い合わせフォームや公開メールアドレスを機械的に収集
- 建設業界の会社名リストから自動生成
- 「イワサキ内装」で検索→似た名前を語ってフィッシング
小さな会社ほど狙われやすい。
有限会社イワサキ内装からの声明(笑)
我々は真面目な会社です
変なサイトは作っていません。
HPに「株式会社」とは書いていません。有限会社です。
送信者と名前が似ているが、違う人です(笑)。
同じ名前を悪用されて困っている
名前を悪用された実在の会社さんも、うちも、被害者だ。
スパムを送っている連中が悪い。
気をつけましょう。
待て、逆にうちの名前を使っている可能性
よく考えたら、この詐欺師は「株式会社〇〇内装」を名乗っている。
実在する某内装会社さんの名前を騙っている可能性がある。
でも、うちの名前を騙っている可能性もある。
うちは「有限会社イワサキ内装」だが、「イワサキ内装」で検索したらうちのHPも出てくる。
もしかしたら詐欺師は:
- 「イワサキ内装」で検索
- 何軒かヒット
- 適当に「株式会社〇〇内装」と名乗る
- うちにもメール送ってきた
つまりうちの名前も悪用されている可能性がある(笑)
真面目な会社として、ここに注意喚起しておきます。
ビビっているが、ビビっていない
正直、最初はビビった。
「同名の会社から謎のメール...? HPのこと? 何かまずいことをした?」
でも調べたらスパムだった。
そして、冷静になって思った。
エックハルト・トールの視点から
最近、エックハルト・トールの本を聴いている。
「今、この瞬間」にある意識の状態からすれば、こうした詐欺や悪意もまた、去来する形(フォーム)の一つに過ぎない。
何が起きても「内なる静寂」が侵されないという視点を持つと、恐怖は単なる身体的な反応として客観視できるようになる。
騙されても、殺されても、どうでもいい?
極端に言えば、そういうことだ。
もちろん怖い。身体は反応する。心臓がドキッとする。
でも、それを「眺めている自分」がいる。
その視点から見ると、詐欺メールも、恐怖も、ただ起きていることに過ぎない。
無抵抗ではない
トールも説くように、「今」を受け入れることは、無抵抗で被害に遭い続けることではない。
起きた事象に対して**「意識的な行動」**をとること。
今回のように:
- 淡々と調査する
- 詐欺だと確認する
- 注意喚起の記事を書く
- 仕組みでガードを固める
これは、静寂を保ったまま現実世界を適切に整える**「プレゼンス(存在)からの行動」**だ。
ビビっている自分も、それを眺めている自分も
両方抱えたままで大丈夫。
結論
| 項目 | 内容 | |------|------| | 「会社にいらっしゃいますか」 | 詐欺の典型パターン | | 実在する会社名を語る | 常套手段 | | メールアドレスがランダム文字列 | 一発アウト | | 対処法 | 返信しない。削除する。終わり。 | | 内なる静寂 | 恐怖を客観視して、意識的に行動する |
有限会社イワサキ内装(東京都墨田区)より
同業者の皆さん、お気をつけて
似た名前があっても、うちとは違います(笑)
なんて日だ!
でも、今この瞬間は静かだ。
