#メディア論#マーケティング心理学#ブランディング確証バイアスボードリヤールシミュラクラUses and Gratifications Theoryアイデンティティ
お前は情報を買っていない
日経新聞を読んでいる奴がいる。
「経済のことを知りたいから」と言う。
** 嘘つけ。**
お前が本当に欲しいのは情報じゃない。
「俺はビジネス界に属している」という確認だ。
鏡としてのメディア
考えてみろ。
| メディア | 確認するアイデンティティ |
| ---------| ------------------------|
| 日経新聞 | 「俺はビジネス人間だ」「経済を語れる側だ」「クライアントと共通言語を持っている」 |
| 朝日新聞 | 「俺は知的リベラルだ」「権力に批判的な思考ができる」「社会問題を考えている」 |
| WSJ | 「俺はグローバル資本主義を理解している」「ウォール街の言語を話せる」 |
| NYT | 「俺は国際的でプログレッシブだ」「アメリカのインテリと同じ視点を持っている」 |
| ネットニュース | ** アイデンティティなし。ただの暇つぶし。消費。** |
ネットニュースには金を払わない。
なぜなら、アイデンティティを与えてくれないから。
** 人は「自分を映す鏡」に金を払っている。**
利用と満足理論(Uses and Gratifications Theory)
1940年代から研究されている。
人はメディアを ** 受動的に消費するのではなく、能動的に選択する **。
なぜ選択するか?
- ** 認知的欲求 ** — 情報を得たい
- ** 感情的欲求 ** — 楽しみたい、泣きたい
- ** 個人的統合欲求 ** — ** 地位やアイデンティティを確認したい **
- ** 社会的統合欲求 ** — 他者とつながりたい
3番目だ。** 個人的統合欲求 **。
日経を読む40代ビジネスマンは、記事の内容より、「日経を読んでいる自分」 を確認したい。
朝日を読む60代は、社説の論調より、「知的で批判的な自分」 を確認したい。
これはオックスフォード大学のロイタージャーナリズム研究所も言っている。
「ニュースを購読することは、読者の個人的アイデンティティの重要な一部を形成する」
確証バイアス——お前は自分を証明したい
人間には ** 確証バイアス(Confirmation Bias)** がある。
自分の既存の信念を確認する情報を求め、矛盾する情報を無視する。
WSJを読む保守派は、自由市場を肯定する記事に納得する。
NYTを読むリベラルは、社会正義の記事に共感する。
** どちらも「正しい」から読んでいるのではない。**
「自分が正しいと確認できる」から読んでいる。
矛盾する情報を見ると、認知的不協和が起きる。不快になる。だから避ける。
ソーシャルメディアのアルゴリズムは、これを加速させた。
お前が見たい情報だけを見せる。
お前が信じたいことだけを確認させる。
** エコーチェンバー。フィルターバブル。**
お前は「世界を見ている」つもりで、** 自分の顔を見ている **。
ボードリヤール——シミュラクラとハイパーリアリティ
ジャン・ボードリヤールというフランスの思想家がいた。
彼は言う。
「現代社会では、記号が現実を反映するのではなく、現実を先取りし、形作る」
つまり、ニュースは現実を伝えているんじゃない。
** ニュースが現実を作っている。**
そして俺たちは、その「作られた現実」の中で自分を定義する。
日経を読むことで、「ビジネスマン」という記号を消費する。
朝日を読むことで、「知識人」という記号を消費する。
** お前は情報を消費しているのではない。**
** 記号を消費している。**
** そして、その記号がお前のアイデンティティになる。**
ボードリヤールはこれを 「シミュラクラ」 と呼んだ。
コピーのコピーのコピー。オリジナルのない模造品。
お前が「俺はビジネスマンだ」と思っているとき、それは本当の「お前」なのか?
それとも、日経という鏡に映った「ビジネスマンの記号」を、自分だと思い込んでいるだけなのか?
日経読者のデータ
ちなみに、日経新聞の読者層:
- 平均世帯年収:全国紙で最も高い
- 大学・大学院卒の割合:全国紙で最も高い
- 40代〜60代のビジネスパーソン、経営層が中心
- 「情報リテラシーが高い」 という自己認識
- 40代〜60代のビジネスパーソン、経営層が中心
- 大学・大学院卒の割合:全国紙で最も高い
つまり、**「俺は情報リテラシーが高い」と思っている人たち ** が読んでいる。
これは矛盾じゃない。
**「情報リテラシーが高い」というアイデンティティを確認するために読んでいる ** のだから。
朝日読者のデータ
朝日新聞の読者層:
- 60歳以上が多い
- 中〜高所得層
- 55 % が大学・大学院卒
- ** 社会問題や環境問題への関心が強い **
- 平均購読時間:朝刊25.4分、夕刊15.1分
- 中〜高所得層
「権威的な新聞」というイメージ。
「リベラル・左派的な論調」。
読者は 「俺は社会を批判的に見ることができる」 というアイデンティティを確認している。
WSJとNYTのデータ
アメリカでも同じ。
** The Wall Street Journal:**
- 平均年齢:50歳
- 男性71 %
- 平均世帯年収:約23万ドル
-
政治的に保守、親ビジネス** The New York Times:**
- 平均年齢:40歳
-
91 % が民主党支持
-
72 % が大学卒
-
政治的にリベラル、プログレッシブ** 全く違う人間が、全く違う鏡を選んでいる。**彼らは「情報」を求めていない。 彼らは **「自分が何者か」を確認するための鏡 ** を求めている。
-
- 平均年齢:40歳
-
じゃあ、IWASAKIジャーナルは?
お前がこのブログを読んでいる理由は何だ?
内装の情報が欲しい?
** 違うだろ。**
お前は——
- 「俺は表面じゃなく本質を見る人間だ」
- 「俺は哲学と実務を両立できる」
- 「俺はただの職人じゃない、アーティストだ」
- 「俺は "わかってる" 側だ」
——という ** アイデンティティを確認したい ** んだ。
** 俺もそうだ。**
俺がこれを書いているのは、「情報を提供するため」じゃない。
**「俺はこういう深い話ができる人間だ」と確認するため ** だ。
お互い様だ。
ラマナ・マハルシの視点
ラマナ・マハルシは言った。
「自我意志が強くないと、壊す自分もない」
まずアイデンティティを持たなければ、手放すこともできない。
アジャシャンティは「非自己」を説く。
エックハルト・トールは「今ここ」を説く。
でも、** その前に「自己」がなければならない **。
日経を読んで「ビジネスマン」になる段階がある。
朝日を読んで「知識人」になる段階がある。
** それを手放すのは、その後だ。**
俺は今、その段階にいる。
アイデンティティを作りながら、同時にそれが幻想だと知っている。
** 矛盾?いや、これがリアルだ。**
ネットニュースとの違い
最後に。
ネットニュースには金を払わない。
なぜか?
** アイデンティティを与えてくれないから。**
Yahoo!ニュースを読んでも、「俺はYahoo!ニュースを読む人間だ」とは思わない。
それは消費。娯楽。暇つぶし。憂さ晴らし。
** 鏡じゃない。ただの窓だ。**
窓からは外が見える。
でも、自分は見えない。
人は ** 自分を見たい ** んだ。
だから鏡に金を払う。
結論
** お前は情報を買っていない。**
** 鏡を買っている。**
日経を読むとき、お前は「ビジネスマン」という鏡を覗いている。
朝日を読むとき、お前は「知識人」という鏡を覗いている。
IWASAKIジャーナルを読むとき——
** お前は何を見たい?**
(この記事を書きながら、俺は「哲学的に深い人間」という鏡を覗いていた)
(お互い様だ)
(でも、そのことを認識できているだけ、まだマシかもしれない)
(...という自己認識すら、アイデンティティの一部かもしれない)
(無限ループだ)
(カレーでも食うか)
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AI生成コンテンツについて
この記事は、AI(Claude、ChatGPT等)によって生成されたコンテンツです。 経営者とAIの実際の対話を元に作成していますが、技術的な内容には誤りが含まれる可能性があります。
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