ネイティブの話し言葉の58.6%は定型表現の塊でできている。そして最頻出の塊は数百個しかない。第二言語習得研究が特定した「実用ライン」だけを、30日で入れる。
頻出チャンク510 | 3ステージ | 論文ベースの設計
TOEICで点が取れるのに映画で全滅する人は多い。原因は努力不足ではなく、狙う場所のズレだ。
ネイティブは単語を並べていない。セリフの半分以上は塊の貼り付けだ。塊を知らないと、知っている単語の連続すら聞き取れない。
「20語に1語知らない」= 95%未満の状態では、推測が追いつかず理解が崩壊する。これは実験で確認されている数字の壁。
かっこいい珍しい表現から覚えるのは最悪の順番。頻度は極端に偏っていて、二度と遭遇しない表現に時間を溶かすことになる。
CINEPASSの構成は全て第二言語習得研究の実測値に基づく。出典は全て明記する。
映画318本・延べ284万語のスクリプトを実測した研究(固有名詞・um等の周辺語を既知とした場合)。つまり映画攻略に必要な単語は有限で、しかも上位に集中している。
90/95/98/100%の4条件の比較実験。読解で言われる「98%ルール」より、聞き取りは低いラインから成立し始める。まず95%ライン到達が現実的な最初のゴール。
コーパスの手作業分析(書き言葉は52.3%)。ネイティブは単語を組み立てていない。塊を貼り付けている。だから塊で覚えた分だけ、処理速度が追いつく。
BNC(1億語コーパス)から、最頻5,000語ファミリーに入るのと同等の頻度を持つ句表現を抽出した研究。5,000語リストに統合すると1割超が実は「句」。最初に入れるべき塊は無限ではない。
ネイティブは「語彙化された文の型」を数十万単位で保持するとされ、固定表現の総数は単語の数に匹敵するという推定もある(Jackendoff, 1997)。ただし頻度は極端に偏っている。追うべきは上位だけ。
テレビ288話・133万語の分析。同じシリーズ内では同じ語が再登場しやすく、繰り返し遭遇による定着に有利。チャンクを入れたら、1作品に絞って回すのが正しい使い方。
言語の頻度分布は極端に偏っている。実測では、最頻1,000語だけで話し言葉の89.25%が埋まり(Adolphs & Schmitt, 2003)、最頻1,000語族で書き言葉の78〜81%が埋まる(Nation, 2006)。ネイティブの塊の在庫が数十万あっても、実際に耳に届く塊の大半は上位の数百〜数千だ。だからCINEPASSは上位だけを収録し、遭遇率の低い表現は最初から入れていない。「全部覚える」のではなく「遭遇の大半を先回りする」。
1日17個。骨格 → 動詞 → 場面の順に、聞こえる範囲を外側へ広げていく。
話し言葉の約6割は定型表現でできている。まず「切り出し・リアクション・つなぎ」という会話の骨組みを塊で入れる。ここが聞こえると、セリフの構造が見え始める。
映画の動きは figure out / end up / make it のような動詞の塊で語られる。単語でなく塊で処理できると、返しの速度が変わる。
口論、慰め、恋愛、緊急事態、交渉。映画の典型シーンには専用の言い回しがある。シーンごとに塊で入れて、物語の山場を字幕なしで取る。
収録 510 チャンク。例文は全て自作(実在映画のセリフの転載なし)。