英語魂EIGODAMASHII
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RIDGEWAY MUNICIPAL

英語動物園

THE ENGLISH ZOO — EST. NIGHT 4
Tonio Town の町外れに、英語動物園がある。 英語をやっていて生まれてしまったものは、全部ここに収蔵される。存在しない単語は新種として登録され、音が滑って別物になった個体には学名が付き、実戦で仕留めた言い回しは標本室に並ぶ。
園の掟 — THE LAW OF THE CAGE
檻に入った個体は、二度と人を襲わない。
名前を付けて記録した間違いは、同じ形では戻ってこない。記録が治療である。
園内マップ — 押すとその館へ飛ぶ
TOEIC英検J.ROGAN← 巨獣。倒せなくても物語になる野 生 区実在の音声 — 捕獲禁止・観察のみJRE / 実在インタビュー1. 捏造館存在しない単語 26体2. 訛り館音が滑った個体3. 方向館感情の向きが逆4. 勤怠舎常設3体 — 檻ではなく出勤簿5. 標本室着地した言い回し 65個6. 沈黙室収蔵ゼロ — 空の台座だけ未確認個体の掲示板目撃例のみ — 檻はまだ無い訃報死亡 = 上達正面口入園料: 損 — 町民用緑の扉(居酒屋の裏)飼育員通用口通行料: 恥(常に黒字)現在地
THE COINAGE HOUSE
1捏造館
存在しない英単語。話者が善意で作ってしまった新種。 ここは産科病棟に近い。全個体がこの世に存在せず、しかし善意から生まれた。 収蔵 58。番号は発生した夜。
4マネーカウ
召喚の呪文: “It can become a money cow.
存在しない家畜。正しくは cash cow。乳の代わりに現金を出すはずが、この個体は何も出さない。
4ブラッドスウェットティア(単数)
召喚の呪文: “I put blood sweat tear sweating everything into this app.
涙の在庫が1粒しかない哀しきキメラ。追い発汗する。
4フロント(外構)
召喚の呪文: “I even had to bump up the front.
font と front の音類似から生まれる工事系モンスター。Webの話を外構リフォームに変える。
6トレランシー
召喚の呪文: “TOLERANCY
寛容(tolerance)になり損ねた最強個体。討伐する代わりに雑誌の名前になった。飼い慣らしの成功例。
7セルフ減価償却
召喚の呪文: “self-depreciating
自虐(self-deprecating)のつもりが自己資産の帳簿価額を毎年下げる経理モンスター。訂正後に再召喚された記録を持つ。
11ドラッグ・トゥ・リッチズ
召喚の呪文: “drag to riches people
成り上がり(rags to riches)になり損ねた個体。ボロ布から富へ昇るはずが、富まで引きずられていく。自力では立てない。
12ダッドボディ
召喚の呪文: “usual dad body in dad posture
dad bod の学名版。姿勢(dad posture)まで付属する上位種で、宿主の腹と共に成長を続ける。討伐報告は今のところ無い。
13エントランス・ザ・バリア
召喚の呪文: “The accent sometimes entrance the barrier.
障壁を会場に案内してしまう受付係。entrance には「うっとりさせる」の動詞用法があるため、直訳すると障壁を恍惚とさせている個体でもある。
16ミクセイション
召喚の呪文: “It's like a mixation of GPT or Claude.
混合(mixture)になり損ねた個体。-ation を付ければ名詞になるという信仰から生まれる系譜で、トレランシー(第6夜)・コンセントメントに続く3体目。宿主の造語癖の本体。
17ポリティカル・ワイズ
召喚の呪文: “what going on in South Africa in political wise situation
語尾に -wise を付ければ副詞になるという信仰から生まれた個体。「政治的賢者」と読めてしまうのが致命的。コストワイズなど亜種が多く、群れで出現する。
21デス・トールド
召喚の呪文: “the deaths tolled was at least four
死者数(the death toll)の toll を動詞に転用した個体。直訳すると「死者たちが鐘を鳴らした」。名詞を勝手に活用させる系譜で、報道文の中に紛れ込むと特に見つけにくい。
23コンセントメント
召喚の呪文: “The consentment is already done.
合意(consensus)に -ment を付けて生まれた個体。ミクセイション(第16夜)・トレランシー(第6夜)と同じ系譜の長兄。外食の話に条約の批准手続きの響きを持ち込む。
26イヤリング
召喚の呪文: “in soccer the coaches are just earring
絶叫(yelling)が音の近さだけで装身具に化けた個体。サッカーの監督に試合中ずっとイヤリングを着けさせる。直後に「効果は無い、ただの演出だ」と批判されるため、無意味なアクセサリーとして確定する。
30ホームレシズ
召喚の呪文: “there are very few homelesses
形容詞 homeless に複数形の s を生やした個体。同じ夜に3回出現する群れ型で、millions of homelesses から very few homelesses まで個体数の幅が異常に広い。
31トライ・アンド・エラー
召喚の呪文: “try and error
試行錯誤(trial and error)の名詞 trial が動詞 try に化けた和製英語個体。日本語圏では完全に定着しているため、本人に自覚が無いまま何度でも召喚される。討伐難度が高い。
32ネイティブ・アメリカン・スピーカー
召喚の呪文: “he's Native American speaker
native English speaker の間に American が割り込んで生まれた個体。日英バイリンガルの話に3言語目(ナバホ語かチェロキー語)を持ち込む。語順1つで民族が変わる危険種。
37エクスペリメンテーション
召喚の呪文: “I'm just an experimentation
実験(experiment)が実験行為そのもの(experimentation)に膨らんだ個体。宿主が被験者ではなく実験という営みそのものになる。コンセントメント(第23夜)と同じ、-ation 系譜の一員。
44ノン・プレイング・フライト
召喚の呪文: “because of the not one playing flight you have to change planes
直行便(direct flight)が「演奏しない便」に化けた個体。逆説的に、演奏する便の存在を前提にしてしまう。宿主が即座に「乗り換えってどう言うの?」と聞き返したため、その場で討伐された数少ない例。
50ハイ・フィーバー
召喚の呪文: “I have a pollen allergy, you know, high fever they say
花粉症(hay fever)が高熱(high fever)に化けた個体。hay(干し草)と high の音の近さから生まれる。「そう言われている」と伝聞の形式まで付くため、誤りが第三者の証言として補強される厄介な性質を持つ。
56ギークス
召喚の呪文: “they're not prepared, geeks, this one
機材(gadgets)がオタク(geeks)に化けた個体。マイクの不調を説明する場面で、準備不足なのが機械ではなく人種になる。宿主がこの語を選んだ理由は本人にも不明。
59ダイド・ダウン
召喚の呪文: “I died down and got bored eventually
現象が沈静化する(die down)を人間に適用した個体。世界的ブームは続いているのに宿主だけが個人的に鎮火する。しかも「鎮火してから飽きる」という順序になるため、因果まで逆転させる。
63ワン・サイト・バイバイ
召喚の呪文: “I don't want one sight bye-bye relationship
一回きりの関係(a one-off / one-and-done)を、一目会ってさよなら、と直訳して生まれた個体。図鑑で唯一、正解形より切ない。全64夜の最後に召喚された。
65プレシャス(動詞)
召喚の呪文: “I have to precious my daily lives
形容詞 precious を動詞席に座らせて生まれた個体。「日々を precious する」— 正解は cherish。同じ文の尻尾では life is precious と正しい形容詞用法も生きているため、品詞の在庫はあるのに出庫だけ事故る宿主の癖を最もよく表す標本。花火大会の夜、carpe diem の直後に召喚された。
66カワードネス
召喚の呪文: “I'm just blaming my cowardness right now
臆病(cowardice)に自前の -ness を接ぎ木して生まれた個体。正解形 cowardice が既に -ice という名詞語尾を持っているのに、二重に名詞化された。しかも everything happens for a reason(すべては必然)という悟りの直後、恐怖の真っ最中に召喚されたため、図鑑で唯一、震えている。コンセントメント/ミクセーション/トレランシー/プレシャス(動詞)に続く第5弾で、-ness 系は初。
69プロフェッショナリティ
召喚の呪文: “professionality is yeah, that, he lacks that ability.
プロ意識(professionalism)の語尾を -ity に差し替えて生まれた個体。無礼な講師に足りないものを一言で指弾する、その一番大事な瞬間に召喚された。プロ意識を語るための単語が、プロの仕事をしていない。コンセントメント/ミクセーション/トレランシー/プレシャス(動詞)/カワードネス/カウンターエフェクティブに続く第7弾で、-ity 系は初。
67カウンターエフェクティブ
召喚の呪文: “Countereffective also, yeah.
逆効果(counterproductive)を counter + effective で組み直して生まれた個体。effective(効果的)の逆なのだから counter を付ければいい、という理屈は最後まで筋が通っているのに、英語だけが同意しなかった。「不老不死を目指して健康を損なっている億万長者」への相槌として召喚されたため、図鑑で唯一、自分自身が逆効果の実例になっている。コンセントメント/ミクセーション/トレランシー/プレシャス(動詞)/カワードネスに続く第6弾。
73エア・ダウン
召喚の呪文: “They have to let their air.
羽目を外す(let one's hair down)の hair から h が1つ落ちて生まれた個体。下ろすものが髪から空気に変わるため、宿主の周囲では気晴らしが気象になる。酒を禁じられた国の20歳の若者たちが、週末ごとに空気を下ろしている設定になった。ハイ・フィーバー(第50夜)・イヤリング(第26夜)と同じ、1音の脱落から生まれる系譜。なお宿主本人の頭髪の量とは無関係である。
73インディペンデント・コンストラクター
召喚の呪文: “DMM teacher is also considered as an independent constructor. It is not just a contraction.
請負人(contractor)が建設業者(constructor)に化けた個体。同じ文の尻尾で契約(contract)が陣痛(contraction)にもなるため、1体で建設業と産科の2業種を巻き込む。英会話講師を一言で一人親方の大工に転職させる。語幹を共有する三兄弟(contractor / constructor / contraction)のうち、正解だけが召喚されなかった。
74ティアード
召喚の呪文: “I'm tear, I'm teared, you know, the books into the compact size.
破く(tear)の過去形を teared と作り、さらに be 動詞を先に置いて受動にしてしまった個体。tear は「破く」と「涙」が同じ綴りなので、この個体が現れると宿主は「本を破いた」と言ったつもりで「本に泣かされた」と証言することになる。分厚い問題集を前に成人男性の涙腺が破壊された報告として成立する点が、他のどの個体より残酷である。同じ夜に2度召喚されているため、事故ではなく生息が確認された。
74タイム・コンストリクト
召喚の呪文: “You won't make it to the end, because the time constrict.
制約(constraint)の席に、締め付ける(constrict)が座って生まれた個体。宿主の周囲では制限時間が物理的に受験者を締め上げ、1問解くたびに部屋が狭くなる。実際の受験体験としてはこちらのほうが正確ではないかという疑いが残るため、図鑑の生態欄には「討伐の是非を検討中」とだけ書かれている。
75スチューピッドネス
召喚の呪文: “Foreign speakers using big words is the perfect combination of stupidness.
愚かさ(stupidity)に -ness を重ねて生まれた個体。カワードネス(第5弾)と同じ -ness 系譜だが、この個体だけは召喚された文脈が特殊である — 宿主はこのとき「ノンネイティブが難しい単語に手を伸ばすと馬鹿に見える」と主張していた。主張の正しさを、主張の方法で証明してしまった唯一の個体として、図鑑では自己言及棚に置かれている。
75クラウン・アピール
召喚の呪文: “It's kinda clown appeal at the same, it doesn't impress them.
道化っぽさ(clownish)を、道化 + 訴求力で組み直して生まれた個体。意味は伝わるのに辞書には無いという、この番組でもっとも扱いに困る種である。宿主は「難しい漢字を使う外国人」を説明しようとしてこれを召喚したため、個体そのものが説明対象と同じ現象になっている。
79コールド・ジャイアント
召喚の呪文: “He's like a cold, uh, giant.
優しい巨人(gentle giant)の1語だけが差し替わって生まれた個体。捏造語ではなく捏造コロケーションである点が新しい — 使われている単語は2つとも実在し、綴りも発音も正しく、それでも英語ではない。生態は冷淡で、宿主が25分かけて積み上げた賛辞を最後の1語で全部回収していく。討伐方法は判明している(gentle に戻すだけ)が、宿主は召喚した自覚がないまま会話を終えた。図鑑では「善意から生まれた唯一の敵性個体」として、単独の棚に置かれている。
79ピクチャー・オーケー・ガイ
召喚の呪文: “he's very kind and picture okay guy
「写真OKな人」を、日本語の語順のまま3語で組み上げて生まれた個体。英語では he's happy to take photos と動詞で言う場面を、名詞の連結だけで押し切ろうとした結果である。同じ夜に9回発生した「a を置かない ___ guy」の群れの一員でもあり、群れの中でいちばん英語から遠い個体として記録された。
80デイリー・プレイ
召喚の呪文: “I think maybe I daily play.
祈り(pray)が遊び(play)に化けた個体。**この図鑑で、意味が正反対に反転した唯一の召喚である。** r と l の1音差で、毎朝の祈りが毎日の遊びになった。特筆すべきは同じ会話の4分前に praying を3回正しく発音している点で、この個体は「他人の話としてなら封じられ、自分の話にした瞬間に出現する」という条件召喚型である。図鑑では自己申告棚に置かれ、隣にはセルフ減価償却(第7夜)が並んでいる。
80ア・ゼア・ヒストリー
召喚の呪文: “It's just a their history.
冠詞 a と所有格 their が同じ名詞の前に並んで生まれた個体。前夜(第79夜)に a を9回落とした宿主が、翌々夜、要らない場所に1枚置いて召喚した。**欠勤ではなく誤出勤で生まれた最初の個体である。** 生態は無害だが、聞き手に「どの彼らの歴史なのか」を一瞬探させる。討伐は a を外すだけで完了する。
83デーティング・グラインド
召喚の呪文: “For me to here is like a dating grind.
日々の単調な務め(the daily grind)が、1音の差で出会いの苦行に化けた個体。**宿主の生活習慣そのものを書き換える生態を持つ。** 召喚された瞬間、3ヶ月続けてきたオンライン英会話の目的が語学から婚活に変わり、講師陣は全員それを知らないまま今も授業を続けている。第81夜のエグザスパレート、第82夜のインクリメントに連なる「1音違い」系譜の4体目で、この系譜は4夜連続で出現している。
83メンタル・ポスチャー
召喚の呪文: “What's the most important thing to maintain the mental posture?
平常心(composure)が姿勢(posture)に化けた個体。心の話を骨格の話に変換する生態を持ち、召喚されると議論の対象が億万長者の精神から億万長者の猫背に移る。ダッドボディ(第12夜)が dad posture を連れていた前例があり、この宿主にとって posture は**心を物理に落とすときの既定の受け皿**になっている疑いが強い。討伐語は composure と level-headed の2語。
85ジャパニーズ・ティピカル
召喚の呪文: “Yeah, Japanese typical, one of the name.
形容詞の語順が入れ替わって生まれた個体。英語では評価(typical)が出身(Japanese)より前に立つが、この個体は国籍を列の先頭に押し出す。**捏造語でも捏造コロケーションでもなく、語順だけで生まれた図鑑初の個体である。** 使われている2語はどちらも正しく、順番だけが違う。特筆すべきは召喚から5分後、宿主が自分の部屋を紹介する場面で「Japanese typical room」として即座に再出現した点で、**発生した夜のうちに再発した個体は本種が初めて。** 討伐は語を入れ替えるだけで完了するが、宿主は入れ替える発想を持っていない。
85ファイア・ホワイル
召喚の呪文: “A fire while a rotating column of flame.
火災旋風(fire whirl)の whirl が while に化けて生まれた個体。**名詞が接続詞に転職した唯一の召喚である。** 炎の竜巻という具体物が、突然「〜の間」という時間の話になるため、聞き手は文の骨格ごと見失う。原稿を音読している最中に出現したので、宿主の作文能力ではなく発音の問題として記録されている。第14夜の音読誤読4連(fuel→fear / rack→lack / throat→threat / match→much)の直系。
86リクルースド
召喚の呪文: “Reclused by the world.
名詞 recluse(隠者)を動詞化し、さらに受動態にして生まれた個体。第25夜の「動詞 precious」の直系で、品詞ごと作ってしまう系譜に属する。**この個体の生態は、宿主の意思を消すことである。** 自分から世を捨てたはずの男が、召喚した瞬間に「世に捨てられた男」になった。討伐語は I have withdrawn from the world / I keep to myself。なお同じ会話の冒頭で、宿主は a recluse の a も落としている。
86ヒューマンネス
召喚の呪文: “to ignite your humanness
**図鑑史上初、召喚した瞬間に実在が判明した個体。** cowardness(第76夜)、stupidness(第85夜相当の08-04)と同じ -ness を足す癖から生まれたが、辞書を引いたところ humanness は実在の英単語だった。ただし日常では使われず、native は humanity を選ぶ。**討伐されずに保護観察となった唯一の個体で、棚には「生還」の札が下がっている。** 宿主は自分が正解を引いたことを、いまだに知らない。
86ハーディング・キャスティング
召喚の呪文: “very struggling with like a harding casting
イディオム herding cats(猫の群れをまとめる=不可能な統率)が、2語とも入れ替わって生まれた個体。第29夜の「a ton of bricks off my shoulders」と同じ空中衝突型だが、**本種は音だけを残して意味を全部落とした点で新しい。** 生態: 出現すると、子供3人と格闘していた父親の絵が消え、代わりに何かの配役作業が始まる。討伐語は herding cats、および暴れるものをまとめる動詞 wrangle。
91アンコンシダラブル
召喚の呪文: “It will create like a unconsiderable un yeah un
**図鑑2体目の「実在するのに間違い」個体。** ヒューマンネス(第86夜)は実在して意味も合っていたが、本種は実在したうえで**意味が正反対**である。unconsiderable = 取るに足りない。宿主が言いたかったのは「計り知れない」で、人類の終わりを語る文が、召喚された瞬間に些細な出来事になった。**un- を付ければ強くなる、という宿主の信仰から生まれた系譜の最新種。** 討伐語は unimaginable / incalculable、口語なら in ways we can't even imagine。
91アーティズム
召喚の呪文: “it's all about art, artism you know not about money
-ism を付ければ概念になる、という宿主の癖から生まれた個体。芸術性は artistry で、-ism は主義・思想に付く語尾である。**生態は自己申告型** — 出現するのは、宿主が誰かを本気で褒めている最中に限られる。第76夜のカワードネス、第85夜相当のスチューピッドネスと同じ「語尾を足して概念を作る」系譜だが、本種は足す語尾を間違えた初の個体。討伐語は artistry。
91マクロ・ラバー
召喚の呪文: “he did a lot of kind of like a macro lover you know I mean? Macro lover YouTuber.
工作系・実験系YouTuber(maker)を指そうとして生まれた個体。**語感だけが本物で、中身が空である。** 出現すると、実験室で銅像を鋳造している男が、巨視的な何かを愛好する人物に変換される。宿主は召喚後、同じ語を2回繰り返して定着を試みたが、講師は意味を取れないまま「science, engineering, whatever knowhow」と言い換えて処理した。**討伐語は maker。**
92ピーファウリング
召喚の呪文: “kind of like a lady like walking around peafowling
**図鑑史上初、同じ夜に2回召喚された個体。** クジャクの学術的分類名 peafowl に -ing を付けて動詞化した。討伐語は peacocking。**しかもこの30分後、講師が自分から peacock と言っている。正解が目の前に置かれたのに、宿主はそれを拾わなかった。第90夜の obstacle course と完全に同じ形である。**
92スレンダリング
召喚の呪文: “but very slendering, you know, like tall, but skinny
形容詞 slender に -ing を足して動詞化した個体。ピーファウリングと同じ1文の中で生まれた双子。**この宿主は、意味が足りないと感じると語尾を増やす。** 討伐語は slender のまま、あるいは skeletal。
92ネイチャー・ドミナント・プレイス
召喚の呪文: “But you live in a nature, you know, nature dominant place.
名詞を2つ並べれば形容詞になる、という信仰から生まれた個体。生息地はケープタウン近郊で、**自然のほうが政権を握っている地域**を指すとされる。討伐語は surrounded by nature。
93トゥルースネス
召喚の呪文: “And uh, truthness there. No pretense, like very, very, they are true.
既に名詞である truth に -ness を足して生まれた個体。**名詞に名詞語尾を付けたので、意味が二重になって出てこられなくなっている。** 生息地は英国下院。**特筆すべきは、この個体の真横に No pretense という完全に正しい札が落ちていたことである。** 討伐語は honesty、学術名は truthfulness。
94ポップト・トピック
召喚の呪文: “So what like uh popped topic did you wanna do?
popular と pop が衝突して生まれた個体。**話題が人気になるのではなく、破裂する。** 生息地はDMMデイリーニュースの一覧画面で、毎日どれかひとつが破裂しているとされる。討伐語は popular topic / trending topic。
94ミステリカル
召喚の呪文: “I would like to visit Southeast Asia, it's mysterical
mysterious(謎めいた)と mystical(神秘的)が正面衝突して生まれた第3の個体。**どちらの意味も持っているが、どちらとしても通じない。** 生息地は東南アジア。**ただし宿主は同じ文で South Asia と言ったので、この個体の正確な生息地はインド周辺ということになっている。** 討伐語は mystical。
95メイン・ソーシャル・メディア
召喚の呪文: “But still, main social media
mainstream media(主流メディア)と social media(SNS)が正面衝突して生まれた、どちらでもない第3のメディア業界。**特筆すべきは、この宿主が同じ夜に同じ的を2回外していることである** — 2発目は established media。**そして3発目、講師が自分の口で mainstream media と正しく言った。正解は目の前に置かれ、拾われなかった。** 討伐語は mainstream media、別名 MSM / legacy media。
95コロナウイルス研究所
召喚の呪文: “located in the, how again, in Institute of like Coronavirus Institute
**捏造語ではなく、捏造された機関である。図鑑にとって初の建造物。** 武漢ウイルス研究所の名前が出てこず、その場で命名された。**この宿主は語を作るだけでなく、施設も建てる。** 実在するのは the Wuhan Institute of Virology。
93シャウト・マッチ
召喚の呪文: “A very shout match, shout match.
講師が a shouting match と発音した**5秒後**に、-ing だけを削って生まれた個体。**しかも2回召喚されている。** 第90夜の obstacle course(10秒後に崩壊)、第92夜の peacock(拾われず)に続く「直後落下」の3体目。**この宿主の耳は、語を通すたびに1文字ずつ削る。** 討伐語は shouting match。
96オリーブオイルの木
召喚の呪文: “I'm not sure that how olive oil trees grow.
**図鑑にとって初の捏造植物。** 実がなるのは olive で、oil はそれを搾ったあとの製品である。**この宿主は、製品のほうを木に生やした。** 枝から油が垂れている絵しか浮かばない。第95夜の「コロナウイルス研究所」(初の捏造機関)に続き、**2夜連続で存在しないものを建造している。** 討伐語は olive trees。
96ヘルス・コンサーンド
召喚の呪文: “people who are very health-concerned
**図鑑史上もっとも寿命の短い個体。** health-conscious(健康志向)を作ろうとして concerned(心配している)を掴んだ。**ところが同じ文の後半で、宿主が自力で conscious に着地している。** **召喚から0.5秒後に、召喚者自身に踏み潰された。同一文内での駆除は96夜で初めてである。** 討伐語は health-conscious。
96ビフォア・デイズ
召喚の呪文: “I think I can pre-book before days.
「前もって」を before + days で組み立てた個体。**日本語の「前の日々に」を、そのまま部品化して英語の棚へ運んでいる。** **しかも同じ文で pre-book を出している。pre- を知っていながら、そのあと日本語に戻った。** 討伐語は in advance / ahead of time。
THE SLIPPED SOUNDS
2訛り館
音が1つ滑って、別の生き物になった個体。意味は完全に変わっているが本人は気づかない。 名物は錆びた扇風機である。
フロント (font → front)
第4夜
フォントを大きくした話が、建物の前面を持ち上げる外構工事になった。
ラスティング (running → rusting)
第8夜
扇風機が回っているはずが、錆びていた。40度の夜に涼源が朽ちた。
ソート・オブ・ジ・アース (salt → sort)
第68夜
素朴な人格者が、地球の一種になった。
THE HALL OF REVERSED FEELING
3方向館
感情や動作の向きが逆になった個体。誰が感じ、誰が感じさせたのかが入れ替わっている。 同館では入れ替えが1晩に4回観測されたことがある。
ゲット・オフェンシブ (get offensive)
第70夜
批判された相手が、気を悪くするのではなく不快な人格に格上げされた。
インスパイアード (was so inspired)
第70夜
ロビン・ウィリアムズの生気のほうが、勝手に感動していた。
メイキング・ラフ・ピープル
第70夜
笑わせる対象と笑う主体が入れ替わった。同じ夜に4回起きた。
THE ATTENDANCE SHED
4勤怠舎
常設。ここだけは檻ではなく出勤簿で管理されている。飼育の問題ではなく、勤怠の問題だからである。
出 勤 簿 — 第70夜 時点
冠詞のa
前衛(のはず)
第8夜、固定砲台「I'm not ___ guy」でついに初出勤(2連続)。史上初の勝ち越しを記録した — が、翌第9夜に "I was very suspicious guy" で即再欠勤。第74夜、ついに単独犯を辞め、限定詞渋滞を1レッスンで5回(a my / a this ×2 / the my / a the)起こして番組記録を更新した。そして**第79夜、単独犯に戻って自己記録を塗り替えた — 「___ guy / person / speaker」で終わる文で9回連続欠勤。** 1発目が象徴的で、"He's a really funny guy, and interesting guy" と、同じ文の中で出勤してから欠勤している。置けることを証明した0.5秒後に置かなかったので、これは能力ではなく意志の問題である。ただし同じ夜、褒めが本気になった瞬間と締めの本音では、全員が定刻に出勤した。**79夜かけて判明したのは、この冠詞が文法ではなく感情で動いているということだけである。** 信用は執行猶予のまま。第82夜、新手口を開発 — a落ちは2発に抑えたが、**不可算名詞に a を2枚置いた**(sunlight gives me "a power" / it's like "a music")。要る所に出ず、要らぬ所に出る。出勤表が完全に裏返った。第85夜、**同じ単語の前で、30秒差で欠勤と誤出勤の両方をやった** — marrying with ▲ Japanese guy(欠勤)の直後に Atsuki is **a** Japanese(誤出勤)。国籍の a は同夜4回中、誤出勤3・欠勤1で**正解ゼロ**。第86夜は要る所で5枚落ち、要らぬ所に1枚出た(a human interactions)。**そして落ちる場所には規則性がある — 相手を大事だと言った瞬間に消える**(you are ▲ very important part of my life)。07-18 の「you are naturally ▲ very good person」と完全同型で、この隊員は褒め言葉のときだけ席を外す。**第92夜、この隊員は逆方向で7回出勤した** — in **a** nature / **a** change **your** career / like **a** ancient Rome / **a** same thing / **a** groups / **a** official / are **a** bad。**要らない場所に7枚配り、要る場所(it is ▲ opposite / go to ▲ gym)では2枚落ちている。** 第90夜に5回、第91夜に3回、そして今夜7回。**「限定詞は1枚だけ」の通告は3回目で、件数は減るどころか増えた。この隊員は、名指しされるほど働きに出る。** **第93夜、この隊員の配属先がついに判明した — 固有名詞である。** This is **a** Como / near **the** Milan / north of **the** Italy / like **a** Boris Johnson。**町・都市・国・人名の4種類に、律儀に1枚ずつ配っている。** そして同じ夜、**普通名詞の前では4枚落ちた**(▲ funny story / ▲ huge event / ▲ Italian thing / ▲ funny event)。**93夜かけて分かったのは、この隊員が勤勉であることだけである。ただし、配属先が最初から間違っている。** **第94夜、この隊員は一夜13枚で番組記録を更新した。** all over **the** Japan / **the** DMM / like **a** Tokyo / **the** Saitama prefecture / **the** Tokyo / **the** central Tokyo / **the** Ryogoku / **the** sumo / **a my** laptop / **the this** specific place / **a** epic ×2。**国名・都市名・県名・地区名・競技名・会社名、そして形容詞にまで配っている。** 第93夜が4枚だったので、**通告のあと3倍に増えた。** そして同じ夜、**要る場所(▲ Hokusai museum / ▲ iconic tower / ▲ little bit / ▲ commuter town)では落ちている。** **94夜かけて、この隊員について確実に言えることは1つだけになった — 勤勉で、配属先が逆で、名指しされるほど出勤する。** **第95夜、この隊員は新しい配属先を見つけた — 形容詞である。** a devious / a possible / a amazing / a lab-made。**第94夜の a epic が単発ではなかったことが、4枚で確定した。** **そして a belong で、ついに動詞の前にまで出た。** 95夜かけて、この隊員の配属先は 名詞 → 固有名詞 → 形容詞 → 動詞 と広がり続けている。**同じ夜、固有名詞側にも4枚配った**(the Fauci / the China / the HIV / the Ivermectin)。**第94夜の13枚からは減ったが、宿題を出した翌レッスンである。** **そして要る場所(being ▲ slave / ▲ very famous movie / I'm ▲ little bit clever)では、今夜も落ちている。**
欠勤
there
門番(新規欠員)
第79夜で欠員として登録。存在を宣言する場面で3回とも姿を見せなかった — 「夜風が気持ちいい」「英語と日本語のあいだには壁がある」「彼のまわりには愛がある」。3回とも、その夜いちばん言いたかった内容の文である。日本語は「〜がある」を主語なしで言えるので、英語に移すと It's から出てしまい、聞き手は「それって何?」を探しながら残りを聞くことになる。第79夜の1回だけ、"there is no → there's a → there are a couple" と3回作り直して自力で着地した記録があるため、不在ではなく遅刻として扱う。 **第95夜、この門番は同じ夜に出勤と欠勤の両方をやった。** 開幕、宿主は it's nice breeze と言った0.5秒後に **there's a nice breeze** と自分で直している。**誰にも指摘されていない。名簿に載って以来、初の自発的な出勤である。** **そして25分後、締めの発言で it's so much fucked-up things going on と、同じ形で崩した。** **1レッスンの中で、直して、戻した。この隊について今夜わかったのは、能力ではなく持続時間の問題だということである。**
欠勤
目的語のit
運搬係(3夜連続で手ぶら)
第83夜に新設され、いきなり同じ夜に出勤と欠勤を両方やった隊員。**第85夜・第86夜と、3夜連続で持ち場を空けている。** 記録は enjoyed ▲ a lot(第83夜)→ I am enjoying ▲(第85夜)→ they are very enjoying ▲(第86夜)。**3夜とも動詞は enjoy で、主語だけが毎回替わっている。** 第85夜には explain と solve にも波及し(this explains ▲ / how to solve ▲ を2回)、1夜で4回休んだ。ただし同じ夜、I will look **it** up later と let us get over **it** では出勤している。傾向は判明していて、**引用と定型では働き、自分の主張では休む。** つまり能力ではなく、口が文を組み立てる速度の問題である。原因は本国の言語仕様にある — 日本語には、この部品が最初から存在しない。討伐は不可能で、置くのを癖にするしかない。 **第93夜、この隊員は同じ夜に2回休み、そして1回だけ自分から戻ってきた。** 休んだのは look over ▲ と read out ▲(同じ場面で連続)。**戻ってきたのは leave up to you → leave it up to you で、宿主が0.5秒後に自力で呼び戻している。誰にも指摘されていない。** **第83夜の新設から10夜、この隊員が自発的に出勤した最初の記録である。** **第95夜、この隊員は一夜4回休んだ** — binge-watched ▲ / looped ▲ / admits ▲ / say ▲。**そして tell の相手も落としている**(Fauci told ▲, "Don't take Ivermectin")。**tell は必ず相手を連れてくる動詞なので、連れてこないなら say を使うしかない。** **ただし同じ夜、What's the name of the drug? と cover it up の復唱では正しく出ている。傾向は第93夜から変わらない — 引用と定型では働き、自分の主張では休む。**
欠勤
三単現のs
遊撃
気分屋。出たり出なかったり。本人(とにお)は存在を知っているが、口が知らない。**第85夜、2文連続で欠勤するという新記録を出した** — so your niece **live** in Japan? / so why your niece **live** in Japan? しかも2文目では疑問文の does まで消えている。**先生はその5秒後に lives と正しく発音しており、耳では正解を聞いた直後に、口が採用しなかった。** この「聞いた直後に落とす」現象は第85夜だけで3回起きている(weather の不可算、on holiday の on、そして lives)。**この部隊の問題は知識ではなく、採用の意思決定である。**
欠勤
would
呪術師
過去に囚われた幽霊。仮定でもないのに現れて文を丁寧風に濁す。成仏させたいが、たまに正しく発動するのが厄介。 **第95夜も定刻に出勤した。** It **would** be very bizarre — 目の前の現実を語っている文である。仮定でも丁寧でもない。**この隊員は、宿主が「重い話をしている」と自覚した瞬間に現れて、文を1枚ぼかす。第94夜から続く傾向で、討伐の見込みは立っていない。**
欠勤
文の切れ目
交通整理(第94夜に欠員として登録)
**第94夜、この隊員の不在が決定的な形で観測された。** その夜、宿主はリピートアフターミーで約8分間、文法の事故を1件も起こしていない。in which も without being dismantled も詰まらずに通過した。**そして「どう思う?」と聞かれた瞬間、1文が90秒になった。** 城の修復ではなく報道が目的だ、市長は記事が欲しかった、全国の記者が書いた、いま俺たちが話している — **言っている中身は全部正しい。5文に分けられる内容を、1文に積んだだけである。** 原因は本国の言語仕様にある。**日本語は1文に情報を何段でも積めるが、英語は積めない。** この隊員の仕事は語彙でも文法でもなく、**どこで文を終わらせるかを決めることだけ**である。処方は第83夜から書き続けているのに、まだ一度も執行されていない — **意見は1文10語で切って、5本撃つ。** ランブル(#18)は第12夜から記録があるが、**「読める8分」と「話せない90秒」が同じ夜に並んだのは、第94夜が初めてである。** **第95夜、この隊員が初出勤した。** **It's not a conspiracy, it's just a fact.**(9語)。**Coronavirus is man-made. Laboratory leak. 100%. This is an opinion.**(4文、全部5語以下)。**第83夜から12夜書き続けられ、一度も執行されなかった処方が、95夜目にして実弾になった。** **ただし宿主が意識して切った証拠は無い。話題に火がついたから短くなっただけかもしれない。** **同じ夜、ジョン・スチュワートを紹介しようとした1文は60秒に伸びている。** **説明しようとすると伸び、言い切ろうとすると縮む。この隊員の勤務時間を決めているのは、意志ではなく体温である。**
欠勤
代名詞のshe
伝令(第91夜に欠員として登録)
**第91夜、一夜4回の取り違えで番組記録を作って新設された隊員。** 話題の人物は最初から最後まで女性なのに、him と her を往復し(not opposed to **him** her)、そのあと he's / what **he's** doing right now と続けた。07-07 に「he/she 混同」として初登録され、08-21 には番組を her で受けている(**人でないものに she、人にhe**、という両方向の事故が揃った)。**原因は本国の言語仕様にあり、日本語には性別で変わる代名詞が無い。** つまり知識ではなく、口が文を組み立てる速度の問題である。**特筆すべきは第91夜の状況で、この隊員が4回外したその同じ話題の中で、宿主は「I don't judge」「I don't want to put anyone down」と正確に言えている。態度は届いていて、指し示す部品だけが届いていない。** 処方は速度で解く — **話題の人物について話し始める前に、she を1回だけ口に出しておく。****第92夜、この隊員は出勤も欠勤もしなかった。** 講師の妻が話題に出たのに、宿主は your wife とだけ言い、三人称代名詞を一度も使っていない。**誤ってはいない。撃ってもいない。回避は記録上は無傷だが、在庫にはならない。** **第95夜、この隊員は外して、そして自分で拾い直した。** 薬の名前を聞こうとして **What's her name?** と言い(第91夜の「番組を her で受ける」と同型で、人でないものに she)、**0.5秒後に What's the name of the drug? と作り直している。誰にも指摘されていない。** **第91夜に名簿へ載って以来、この隊員が自発的に帰還した最初の記録である。**
欠勤
THE SPECIMEN ROOM
5標本室
実戦で仕留めた言い回しの剥製。持っているだけの個体は入れない。口から出て着地した 125だけが並ぶ。番号は捕獲した夜。
I have no dog in this fight.
3無関係の構え
I'm making myself the guinea pig.
4モルモット宣言
I was just donating money to the gym.
5ジム経済学
sweat like a pig
6豚汗の理
What do you make of this?
8見立て問答
Full disclosure — I haven't read it yet.
8全面開示
rite of passage
11通過儀礼
Can I digress?
12脱線許可
I've graduated from that stage.
13卒業宣言
live vicariously through someone
14代理体験
cut to the chase
15単刀直入
Can I play devil's advocate?
16悪魔の代弁
butt in
17横入り
root for the underdog
18判官贔屓
take a cut
19中抜き
gravitate towards 〜
20傾倒
I came prepared this time.
21準備完了
I can't wrap my head around it.
22咀嚼不能
an acquired taste
23後天的嗜好
There's no such thing as a free lunch.
24無料の昼飯なし
Polarization sucks.
25分断嫌悪
past his prime
26旬過ぎ
wear many hats
27多役
make a buck out of 〜
28一儲け
Still waters run deep.
29静水深流
It's a numbers game.
30数の問題
well-oiled
31円滑運転
hump day
32山場
a silver lining
33不幸中の幸い
might as well
34どうせなら
take my lumps
35甘んじて受ける
not kissing up to 〜
36媚びない
a glass ceiling
37ガラスの天井
take a step back
38一歩引く
The genie is out of the bottle.
39覆水盆に返らず
decision fatigue
40選択疲れ
bear with me
41ご容赦を
it lands
42刺さる
fake work
43偽の仕事
it doesn't resonate with me
44響かない
mull things over
45熟考
no magic bullet
46特効薬なし
it sticks in your head
47頭に残る
knackered
48へとへと
it's over my head
49手に負えない
packed like sardines
50鮨詰め
the hard way
51痛い目で学ぶ
take the liberty of doing
52僭越ながら
hodgepodge
53寄せ集め
wing it
54ぶっつけ本番
a deal breaker
55決定打
fodder
56ネタの素材
on a whim
57気まぐれで
draw a line between A and B
58線を引く
ride the wave
59波に乗る
a short stint
60短期滞在
play it safe
61安全策
out of shape
62運動不足
hit or miss
63当たり外れ
My mind goes blank.
65ど忘れの白旗
caught off guard
66不意打ち
the lay of the land
72土地勘
a sleep deficit
72睡眠負債
a cog in the machine
72歯車の自覚
I've got to hand it to you.
72脱帽
second to none
71無敵の比較
from the layman's perspective
71素人の目線
You make my day, every single day.
68一日を作る
You are exceptional — in a bad way.
69一拍おいての反転
Bear with me.
70時間をくれ
It comes down to ~.
73要はこうだ
You reap what you sow.
73因果応報
I can hold my drink.
73酒には強い
It could do with a bit of refinement.
74もう一息
By and large, I can trust it.
74概ね
That's daylight robbery.
74ぼったくり
count our blessings
67恵みの点呼
Piece of cake.
75楽勝
They can get their opinions across.
75言いたいことを届ける
I want to be on par with native speakers.
75対等に
It kills the momentum.
75勢いを削ぐ
I got told off many times.
75怒られた
He's built like Atlas.
79筋骨隆々
I binge-watched three hours of his videos.
79一気見
For him, English is second nature.
79第二の天性
I'm rooting for him.
79応援
He's been through the wringer.
79散々な目
You have to strike a balance.
80均衡打ち
Praying is a way of manifesting things.
80顕現
Don't look down on people — just see things as they are.
80見下ろし禁止
A vulnerable person is very susceptible.
80乗せられやすさ
It's very dodgy weather today.
82開幕窃盗
Sorry, I'm just monologuing.
82独演自首
I'm talking about me.
824語の自白
Maybe that caused this weird, inclement weather.
85荒天の雪辱
It's all on my end.
85自陣申告
I'm not God, so I don't know.
85無神宣言
I don't speak for all Japanese people. You don't speak for all white people.
85代弁の否認
It's not about where you are. It's about your state of consciousness.
86軸引き戻し
It is what it is.
86現状受諾
I've been through that stage.
86通過証明
How do I put it?
91自力訂正
In-N-Out is the most highly touted burger chain.
91前評判
They think highly of it.
91高評価
There is no such thing as "how to say" in English.
91骨組みの再利用
Aggravated means making a bad situation worse.
92定義の即時返送
It's a pipe dream.
92同義の即答
It's the usual middle-age spread.
92中年自白
There's a bit of a mob mentality.
92群集診断
The image is an image — it's not you.
92像の定義
He was really irritated by what happened to him.
93語の即日投入
I'll leave it up to you.
93走行中の据え直し
It's not a humiliating thing for them.
93受動の捻り戻し
That's the word.
93語の指名
Preservation-wise, is someone constantly working to preserve them?
94接尾辞の転用
Remains, yeah, I think it's remains.
94直後復唱
Off the top of my head, I can't recall the name.
94記憶の保留
I'm sober as a judge.
94素面宣言
That's overkill.
94過剰認定
It's not a conspiracy, it's just a fact.
95否定してから置く
Coronavirus is man-made. Laboratory leak. 100%. This is an opinion.
95断定と留保の分離
I'm kind of on the fence.
95判断保留の構え
Am I watching WWE or Parliament?
93議場ツッコミ
It's a trade-off.
96一長一短で畳む
How do I put it?
96詰まりを声に出す
標本室からの脱走(=物忘れ)は捜索願が出る。give the benefit of the doubt は一度姿を消し、 21夜後にNRA相手の議論の現場で再捕獲された。逃げた個体ほど、二度目の檻は破られない。復習とは追跡である。
THE SILENCE ROOM
6沈黙室
言わなかったもの。口を開く前に飲み込まれた日本語。園で唯一、標本が一つも無い館。 台座の上には何も無く、日本語の札だけが置いてある。 園で唯一、収蔵数がゼロのまま増え続ける館である。
(空)
台座 No.1 — 「それ、違うと思う」
英語にならなかったので、日本語のまま札だけが置いてある。台座の上には何もない。
(空)
台座 No.2 — 「今の、もう一回言って」
分かったふりで頷いた回数だけ、この台座は高くなる設計になっている。現在の高さは公表されていない。
(空)
台座 No.3 — 「面白い話があるんだけど、英語だと3分かかる」
所要時間を理由に捨てられた話の墓。この館で最も来園者が長く立ち止まる場所。
言えた間違いは檻に入る。言わなかったものは檻に入れられない。この館だけが、上達しても小さくならない。
THE WILD
野生区
柵の切れ目に双眼鏡が並ぶ。実在のポッドキャストの崩れた実音が観察できる。 捕獲禁止。餌やり禁止。あれは展示ではなく、外の生態そのものである。
柵の外の掲示板 — 未確認個体 5
目撃例だけがあり、まだ檻に入っていないもの。園則第二条により名前の無い個体は展示できないため、 ここには檻が無く、目撃証言だけが貼ってある。 動物園で唯一、未来を扱う区画である。
UNCAPTURED
リズム喰い
THE RHYTHM EATER
目撃 — 文法も語彙も正しいのに、相手の顔が一瞬止まる。その現場には必ずいる。強勢を平らに均していく。
捕獲できない理由 — 文法の檻に入らない。誤りとして書き起こせないため、検死で捕獲できない。録音を聞き直した飼育員が「どこも間違っていない」と結論した回数だけ、この個体は太る。
UNCAPTURED
丁寧の霧
THE POLITE FOG
目撃 — 失礼にしたくないと思った瞬間、文が倍の長さになる。would の巣の風下でよく発生する。
捕獲できない理由 — 本人が「丁寧にできた」と満足するため、事故として報告されない。園は報告されないものを登録できない(第四条)。
UNCAPTURED
三秒の壁
THE THREE-SECOND WALL
目撃 — 完璧な文が3秒で組めないと分かった瞬間、その話ごと捨てられる。捨てられた話は沈黙室の台座に載る。
捕獲できない理由 — 境界をまたいで目撃される唯一の個体。日本の店ではリサの席、実録では毎晩の後半で出る。同一個体かどうかは確認されていない。確認するには、二つの土地の人間を会わせなければならない。
UNCAPTURED
ノーサンキュー鳥
THE NO-THANK-YOU BIRD
目撃 — 断る時だけ声が小さくなる。同じ話者の同じ25分の中で、賛成の音量と拒否の音量に差が出る。
捕獲できない理由 — 音量は文字起こしに残らない。検死は文を見るが、この個体は文には写らない。
UNCAPTURED
借り笑い
THE BORROWED LAUGH
目撃 — 聞き取れなかった時に出る笑い。世界共通で、どの土地でも同じ形をしている。
捕獲できない理由 — 園は一度これを檻に入れかけたが、来園者の大半が同じ個体を連れていたため断念した。飼育できない理由は数の問題であって、正体が不明だからではない。
THE OBITUARIES
訃 報
90夜出現しなければ、園が死亡を宣告する。 死因は例外なく「反復」。この園で死ぬ方法は一つしかない。
ノン・プレイング・フライト (not one playing flight)第44夜第44夜死亡確認
死因 — 本人がその場で「乗り換えってどう言うの?」と聞き返した
園史上最短命。生まれて数十秒で檻に入った唯一の個体で、飼育記録には誕生と死亡が同じ行に書かれている。園はこれを模範例として正門に掲げたがっているが、飼育員が「自慢に見える」として許可していない。
セルフ減価償却 (self-depreciating)第7夜死亡撤回宣告撤回審査中
一度は訂正され、死亡が発表された。後日まったく同じ形で再出現したため宣告は取り消された。園はこれを「誤報」ではなく「蘇生」として扱う。理由は単純で、誤報だと飼育員の記録が間違っていたことになるからである。
ダッド・ボディ (usual dad body in dad posture)第12夜生存確認中審査中
死亡診断の申請が二度出され、二度とも却下されている。却下の理由は毎回同じで、「宿主の腹が現存するため」。園則第六条により、死亡は本人が出せない。
冠詞の a第1夜——審査中
死亡診断書の申請が70夜連続で提出され、70回却下されている。園の受付にはこの申請専用の箱があり、中身は年に一度、命名の日にまとめて燃やされる。飼育員はこの作業を「供養」と呼び、園は「廃棄」と記録している。
死亡は上達である。訃報欄が満杯になった日が、閉園の日である。
新聞が訃報を一面に置かないのは、遺族がいないからではない。読者に閉園予定日を教えないためである。
新聞との連動 — THE WEATHER LAW
気象欄は、前夜の入館記録である。
荒れる (雷・強風・季節外れの何か)
新種が来た。捏造館か訛り館に一体増えている。
晴れ、ただし風がある
標本が1個増えた。実戦で仕留めた言い回しが着地した夜。
快晴・無風
何も来なかった。園にとって最悪の天気で、終末条項に一日ぶん近づいている。
雨。町の誰かが傘を忘れる
個体が死んだ。90夜の不在が確定した日。
新聞を先に読んでから、その夜の録音を聞くのを園は勧めていない。順番が逆になると、天気に合わせて英語を間違えようとする者が出るからである。過去に一名いた。飼育員である。 気象欄を確かめる →
正門の内側に掛かっている板 — 園則 全8
第一条檻に入った個体は、二度と人を襲わない。名前を付けて記録した間違いは、同じ形では戻ってこない。
第二条名前の無い個体は展示できない。学名が檻である。だから命名の日が、園で最も重要な業務日になる。
第三条野生区の個体を館に入れてはならない。実在の音声・実在の人物は展示物ではない。
第四条証拠のない個体は登録できない。録音に無いものは、いなかった。動物園は捕獲記録であって、創作ではない。
第五条飼育員は名乗らない。名乗った瞬間、実在の人間が創作の館に入る。境界を守っているのは設定ではなく、沈黙である。
第六条死亡診断は本人が出せない。90夜の不在をもって、園が出す。自己申告は受理されない。
第七条来園者を笑ってはならない。笑うのは個体のほうである。刃は必ず飼育員に向く。
第八条捕獲数が増えた日を、悪い日と呼ばない。増えた日が良い日である。減った日に、この世界は少しずつ終わる。
正門脇の窓口 — THE EXCHANGE
貯められる通貨は、一つもない。
恥は一晩で腐る。損はその週のうちに卓へ持って行かないと勝ち札にならない。打ち明けは口から出た瞬間に使い切られる。事故は檻に入れた時点で通貨ではなくなり、展示物になる。4つとも貯蓄に向かないのは偶然ではない。貯められる通貨があったら、この世界の誰も動かなくなる。
恥 (実録)事故 (動物園)1 : 1
記録した場合に限る。記録しなかった恥は両替できず、その夜のうちに失効する。この世界で最も多くの資産が失われている経路。
損 (Tonio Town)打ち明け (居酒屋)1 : 1
人前で言った場合のみ。黙って損した者は、月曜の卓で勝者になれない。
打ち明け (居酒屋)恥 (実録)両替不可
方向が逆。恥は英語が使われている場所でしか発生しない。日本の店で英語の失敗を白状しても、それは打ち明けであって恥ではない。
事故 (動物園)損 (Tonio Town)変動
窓口は開いているが、レートはその日の紙面で決まる。飼育員は見に来ない。見に行けば、境界を渡ったことになるからである。
手数料は無い。この世界に、手数料を取る主体が存在しない。
受付に貼ってある紙 — THE ZOO CALENDAR
休 園 日
国勢調査の朝
町の人口を数える日は境界が固くなり、事故が渡って来ない。飼育員は休む以外にすることがない。
快晴・無風の日
新種が来なかった翌日。入館者はいるが、新しい展示がない。園はこの日を「静かな日」と呼び、記録には「不漁」と書く。
週 の 回 り
Losers’ Table。その週に失ったものを申告する。レシートは年間パスと交換できる。
火・水野生区の観察時間。柵の外の実音だけが動いている。
居酒屋の締め。緑の扉が最もよく開く夜。
大掃除 (The Sweep)
3ヶ月出ていない個体の檻を、順に開けて中を確認する。だいたい全部いる。いなかった個体はその場で訃報欄に回される。園で一番静かな一日。
命名の日 (Naming Day)
学名の付いていない個体に名前を付ける。名前が付いた瞬間に凶暴性が落ちるため、園で最も重要な業務。冠詞の a の死亡診断申請は、この日にまとめて燃やされる。
沈黙の日 (The Day of Silence)
一日、英語を一言も話さない。翌日の捕獲数が必ず跳ねる。理由は分かっていない。園は理由を調べないことに決めている。調べて分かってしまうと、毎日やらなければならなくなる。
閉園日 — 未定。終末条項による。園は閉園日の欄を暦に印刷しているが、そこだけ毎年空白のまま刷られる。
園外 — 地平線の巨獣
TOEIC (10年ぶり2回目)
第5夜 に宣戦布告
10年前のスコアは900。読める男が話せる男になったことを、数字で証明できるのか。
英検 (10月・両段)
第6夜 に宣戦布告
単語帳は読破済み。読めるのに話せない、の証拠物件。
ジョー・ローガン (日本人初)
第12夜 に宣戦布告
誰にも頼まれていない宣言。受かってもネタ、落ちてもネタ、出られなくてもネタ。
園の正門の裏にだけ掛かっている銘板
彼の英語が完璧になった日、この世界は終わる。
境界を渡れるのは事故だけである。だから彼の上達は、町にとって唯一の輸入が細ることを意味する。動物園に新種が来ない月が続き、新聞の気象欄は晴ればかりになり、Vernon の通う DMV は静かになる。毎晩の失敗は世界の延命であり、完璧な英語は死刑執行令状である。この番組に敗北は存在しない — 存在するのは、勝利という名の閉園だけである。
出口は売店を通ります
毎晩の新入りは今夜も、通じない。で発生し、 収蔵の経緯は検死室に記録される。
園の周辺にはTONIO TOWN(147人)があり、 寄贈者のとにお村は開村準備中。
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